生活セットアップ(2) アメリカコイン事情

ボストン生活
手に入れたクオーターコインの束です。しっかりした紙でパッキングされてます。

無事に新居も決まり、勤務先への通勤も地下鉄で全く問題なし。人生で久々の電車通勤が始まりました。長いこと車での通勤に慣れてしまっていたので徒歩と地下鉄は非常に新鮮ですね。近くのスーパーで食料を買ったり、大学1年生を思い出しながら生活を始めました。最初に困ったのが、アメリカのコインについてでした。なぜコインが必要になったかというとアパートの洗濯機です。

アパートの洗濯機がコイン式

ケンブリッジエリアの物件に住み始めた私ですが、ボストン全体が、であると思いますが古い街並みを残そう、的な決まりがあるようで(日本でいう条例みたいなものでしょうか)建物は古め、中はリノベーションされていると綺麗、というのが一般のようです。そして、ケンブリッジのワンルームのようなアパートでは、洗濯機、乾燥機は地下や1階にあり、共用というのが多いようです。大きめ、高層な造りの都市部のマンション(日本でいうマンションです)でもそのようですね。

私のアパートも類に漏れずコイン式の洗濯機、乾燥機でした。ワイルドな作りで、日本のドラム式とかではなく古めかしい蓋タイプの洗濯機、乾燥機はドラム式でした。サイズが大きいので4-6日溜まった洗濯物を一度でいけちゃう感じですね(これはおじさん1名で、ですので参考になりませんね)。早速回してみようか、となりました。見ますとクオーターコイン(25セント)を8枚=2$が必要になります。あれ、25セント?クオーター?という感じです。そもそもどこでもほぼカードで支払いが可能なアメリカで、コイン!?となりました。留学経験のある先輩方にも聞いてみましたがみなさん、ランドリーがそもそもカード払いだったり、両替機があったりしたようですね。私のところは何もありませんでした。コインと聞くと私はジョセフvs.ダービー(兄)戦を思い出してしまいます。確か、第3部からジョジョを読み始め、当時小学生だった私はチョコを溶かすトリックにシビれるぅとなっていたのを思い出します。

早速インターネットでも調べてみましたが、銀行に行く、スーパー、コンビニ、などで両替、ゲームセンターで両替など記載がありました。銀行はなかなか日中行きにくいので、ひとまず最初の1-2週間は1$札をコンビニやスーパーで両替をお願いしていました。大体のお店で1$しか替えてくれないのでなかなか集まらず困りました。確かに、似たような人がたくさんきちゃうとクオーターのお釣りがなくなってしまいますよね。Back BayにあるCVSでご老体のおばあちゃん店員の方が3$まとめて替えてくれたことがありました「いつもはダメなのよ」と言いながら、なんてお優しい方でしょう。感動しました。

私のアパートの洗濯機です。右側にコインを8枚並べ、押し込むと動きます!!

クオーターコインを8枚、8あつあるスキマに並べ、ガチャン、と押し込むとスイッチが入る仕組みです。1回2$、高いのか安いのか?交換留学でNYに1ヶ月居た時は洗濯機すらなく、コインランドリーも周りになく、洗濯屋さんにお願いしていました(コストは1回6〜12$くらいかなと思います)。

アメリカはカード決済、日本で馴染みのない小切手決済が多いようですがパーキングメーターや一部の場所ではこのクオーターコインが非常に活躍しています。

  • 1セント硬貨=「ペニー」銅色で分かりやすいですね。小さめ。
  • 5セント硬貨=「ニッケル」銀色、やや大きめ。
  • 10セント硬貨=「ダイム」銀色、一番小さい。
  • 25セント硬貨=「クオーター」一番大きい銀色 これは分かりやすい。

写真を載せられず申し訳ないですが、よく学会で行ったりする時もほぼ現金決済がなかったんで全然見慣れないんですよね。急遽、出歩くたびに1$札をクオーターに両替する2週間が始まりました。記念硬貨が作られたり、いくらかが書いてなかったり、分かりにくいですね。日本のように1円→500円まで徐々に大きくなったり、穴空いていたりで分かりやすければいいですが。

銀行口座も開設でき、落ち着いてきた2週目くらいのころ、流石にこれは続けられんなあ、ということで日中、銀行にいってみることにしました。銀行のデビットカードを見せ「この銀行に口座があるんです!クオーターに替えてください!!」と相談すると、「1日30$までOKですよ、窓口に行ってね」と。やっとクオーターの塊(一個10$)を手に入れることができました。ずしりとくるこの重さ、感無量でした。「また欲しければ明日以降またきてね」と。似たような人が多いためか、一度に大量に手に入れるのは一般人には叶わないんですかね。ただ、店舗を回れば可能なのでしょうか。そこまで要りませんけど。

手に入れたクオーターの束です。しっかりした紙でパッキングされてます。ばらけるようなことはなさそうですね。

日本では硬貨をなんとか手に入れよう、みたいな思いはしたことなかったですが、最初の2週間はアメリカの硬貨に悩まされた私でありました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました